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夫が亡くなり3回目のお盆。

先月三回忌も終えた。

ドライブが好きだった私たちのふたり墓は、ドライブの図柄。

こうやってずっと一緒にドライブして最終貴方のいるところまで走り、そこからまた貴方とドライブ出来たらいいなと思っている。

どちらかと言うと阪神高速の環状とかを運転するのが好きな私とは違い、山の中の運転が好きだった夫のために山の中を走りお墓に。

山の中の運転もなかなか楽しい。

夫と会話を楽しみ、お墓の前で缶コーヒーをご一緒に。

暑い貴方が好きだった夏だ。

また夏が行く。

夫が幼い頃から見ていたという大文字の送り火はまだ見る自信はない。

夫のお墓の後、友人の夫さんのお墓に御線香をあげに行くと、男性が御線香をあげてお墓の周りをお掃除している。

亡くなった友人の夫さんは男性の上司だったと言う。

家族だけではなく、友人や職場の仲間や幼馴染や知らないところでそれぞれが亡き人を思っているのだなと思う。

夫の友人たちも私の知らない人も夫を思っているかもしれないなとそう思った。

そんな風に思い出してもらえて幸せな人たちだ。

亡くなるけれど無くならない。

その人が生きたことは無くならないんだなとまた確認する。

夫がよく話していた幼馴染の男性は夫の意識のある間には間に合わなかった。

夫はいつも、入院して人生を振り返る中でも彼のことを話していた。

「年に1回も会わないことがあってもなあ、親友なんや。何言われても腹が立たんのや、面白いもんやなあ」

そう話していた。

松田聖子が好きでな、部屋に大きなポスター貼ってあるんや、レコードも聞かされたと笑う。

危篤の彼の枕元で夫のそんな語りを彼に伝え、二人で涙した。

彼もまた、どこかで夫のことを思い出しているのだろうなあとふと思った。

貴方を知る人がいる間は、いや知る人がいなくなっても貴方が生きたことには変わりない。

お墓まいりの人で賑わっている山あいのお墓。

この人たちも誰かを思ってるんだよね。

暑いね。

夏が終わる暑い暑い日だ。

汗か涙かわからない目にたまる水をふいて帰ろう。