子どもの悲嘆
今日は「子どもの悲嘆と支援」について講座をさせて頂きました。
大人が思う悲しみの表し方と子どものそれは決して同じではないですよね。
この子、何も感じてないみたいです。
家族が亡くなったのにテンション高くてふざけてばかり。
家族が悲しんでいるのに、優しくするどころかイライラしてるし。
かと思うと、この子が何もわからず甘えてくれるから癒されてます、という場合も。
他にも亡くなった人の身代わりを役割をしようとしてる子どももいます。
知らず知らず子どもにいろんな役割を背負わているかもしれません。
「ありがとう、大丈夫だよ。誰の役割をしなくてもあなたはあなたでいいんだよ」と言ってあげたいですね。
もしも亡くなった母の役割を背負おうとしていたら、もしも亡くなった父の役割を背負おうとしていたら、もしも亡くなった兄の役割を背負おうとしていたら、
感謝を伝えて、そっとその役割を下ろしてあげてください。
誰かの悲しみを和らげようとしているかもしれません。
ふざけて親を笑わせているのかもしれません。
いけないことをして親が怒る姿に、親が元気なことを確認しているかもしれません。
そんなこと思うの?
思うかもしれませんね。
親には親の、子どもには子どもの気持ちがあります。
あなたはあなたのままでいい、そんなメッセージをもらえる場所で、悲しんでも悲しまなくても泣いても泣かなくてもいい、自分の気持ちを一番にすることを知ってもらえたらいいなと思っています。
リヴではそんな思いを大切にしています。
それは、子どもの時に私に言って欲しかった言葉なのかもしれません。
そんな私の中の子どもにもよく頑張りましたと言ってあげてます。