ある自死遺族からの声

ある自死遺族からの声

自死遺族になって1年目。
東日本大震災が起こった。TVで家族全員亡くしたという女性を観て、私が代わりに死ねば良かったのにと感じた。

自死遺族になって11年目。
コロナが流行った。TVで亡くなった人の報道を目にする度に、今ここで死にたくない、生きていたいと感じた。

誰よりも死の重さを知ってるからこそ、伝えられることがある。人の弱さを知るからこそ、弱さに寄り添える私がいる。

命を救えなかったといま闇に生きるあなたが「生かされている」ということには意味がある。それを探し続けるのが今を生きることかもしれないね。